気温も少しずつ上がり始め、夜中に釣り人を見かけることも多くなってきた3月。高松のメバルも釣果が上がってきました。
実は、今週は月曜日から4連勤でメバル釣りに行っていました(笑)。さすがに今日は疲れが出たのと、若干風が強いのとで、一度休憩を挟み、こうしてブログを書いています。
今回は、「攻略!」などと大々的に書いてしまいましたが、ここ最近私がやっている釣り方を、何回かに分けて細かく書いてみようかと思います。
私は、釣行の90%ほどを市街地のどこにでもあるような波止で釣りをしています。なので、磯メバルに関しては、全くと言っていいほど無知です。ですから、ポイント選択もごくごく平凡な場所の中から、できる限り良い場所を選ぶようにしています。
1月には岩がむき出しだった海底も、3月になるとワカメが生えそろい、それに着くメバルが増えてきました。
ワカメの森は、メバルにとって昼間は絶好の隠れ家であり、夜にはワカメに着く小型の虫や、流れてくるエサを捕食するための餌場になる重要なポイントになります。
まずはメバルを探すには、ワカメの生育具合を把握し、できるだけ生育の早い場所、面積の広い場所を知っておくことが、魚に出会うための近道になると思います。
上記の様な場所なら、魚は入っているはずです。
また、常夜灯がガンガンに効いている場所でメバルを釣っている人をよく見かけます。確かに、明かりはプランクトンを寄せ、それを捕食する魚を一定期間留める役割を果たしますが、メバル狙いの場合、常夜灯下で釣りをするのはやめた方が良いです。
よく紙面で、「メバルは警戒心が強い魚で~ライトで水面を照らすのは厳禁」といった記事を見かけます。
これは私の勝手な解釈が入るのですが、警戒心が強いというより、メバルは「上をよく見ている」のです。
水中のメバルの写真を見てみましょう。斜め上を見ていますよね。常夜灯の下で、水面に釣り人の影が映り込んでいる状態を、水中からメバルは見ているわけですが、巨大な黒い物体が右に左に動き回る海域でエサを食べるのは、なかなか勇気がいる行為だと思います。
経験の浅い若いメバルならこの状況下でもエサを食べるかもしれませんが、何年も生きているメバルは、そんな危なそうな場所でなくても、ちゃんとエサが流れてくる場所を知っています。
なので、少しでも大きいメバルを釣ろうと思うと、常夜灯は捨てるべきです。
ここまでで、車で移動するポイントまでが絞れてきます。
あとは徒歩で、どこを狙うかですが、「流れの変化を探す」のです。
海に着いたら潮の流れを見てみましょう。
沖に潮目ができていたり、足元のテトラから外向きに流れができていたり、テトラの切れ目に潮が当たって、そこだけ流れが違っていたり、このような状態を言います。簡単に言えば、「周りと何かが違うところ」です。
そんな場所で、とりあえず魚のことは考えず、違う何かに向かってお気に入りのルアーを投げまくるのです。
そうしていると、ポツポツと魚が出てきます。そこで、魚が出た時の状態、ロッドにかかる流れの負荷、おおよその水深、天候、潮位、どちら向きに流れていたかなどを、頭に叩き込んでいくのです。
すると、「魚が釣れる変化がどんなものなのか?」というのが、だんだんと分かってきます。
ここまでできると、瀬戸内海という広いエリアから、車で移動すべき大雑把な場所が絞れ、そこから釣りをする場所が決まり、最終的に投げる方向、水深、時間といった魚を出すための細かな要素までを絞り込めるわけです。
最後はかなり駆け足で書いてしまいましたが、ここ数年意識してやっているポイント選択はこんな感じになります。
私が普段釣りをするエリアは、せいぜい10km圏内なのですが、まだまだ新しい発見があり、それを探すのが、最近の楽しみになってきています。