先月、我が家に「炙り」ブームを到来させた、カセットコンロ用ガスボンベを使用できる、ガスバーナーが届きました。
これは、ホンッと買って良かった!!
今まで釣ってきた魚は、焼く、揚げる、煮る、刺身、の4種類調理方しかなかったんですが、ガスバーナーのお陰で、5つ目の「炙り」が可能になりました。
焼くのと大して変わらないのでは??と思われたかた、、、正直
全然違います。
炙る事によって、表面のみ焼き目をつけて、香ばしくなり、中身は生の食感を残しつつ、この相反する2つの状態が混在することで、引き立てられる魚の味は、想像以上の旨さを引き出してくれました。
今回はそんな「炙り」メニューを紹介
まず最初にテストしたのが、炙りメバル
極寒、産卵期のメバルは、脂ののりが悪く、刺身にすると、淡白で癖の無い味がして、それが良いと言う人も居ますが、何度も続けていると、飽きが来てしまいます。
そんな人におススメなのが「炙り」
メバルは3枚におろし、皮は付けたままの状態で、皮面にガスバーナーを当て、しっかりと炙ります。
この時、皮に切り目を入れておく事で、炙る事による皮の収縮で、身が丸まってしまうのを防げます。
炙り終えた魚は、ポン酢と刻みネギをふりかけると、より美味しく頂けます。
皮面を炙る事で、香ばしさが生まれ、口に入れた時に広がる旨さは◎
醤油ではなく、ポン酢を使う事で、生臭さが抑えられ、炙りの味が生きてくるのも◎
ただ、皮面が硬くなり、刺身としては強すぎる弾力があるのが難点だった、次回は皮を除いて身の表面を軽く炙ってどうなるか試してみたい。
メバルは、皮の弾力がいまいちだったので、カサゴならどうなるかテストした。
調理法は、メバルの時と同じで、皮を残したまま三枚におろし、皮面をガスバーナーで炙る
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香ばしさはメバルと変わらず◎
皮の硬さは、カサゴのほうが柔らかく、食感も◎
身にも熱が伝わることで、たたきのような旨さが感じられる上に、魚の甘さも残るのが◎
どちらかと言うと、この時期メバルよりカサゴの方が炙ると旨いように感じた。次回は脂ののったメバルと対決してみたい。
最後に、釣ってきた魚では無いが、どっぷりとハマってしまった「炙り」メニューを紹介。
それが「炙りしめ鯖」
作り方は、市販のしめ鯖の皮面をしっかり焦げ目ができるまで炙るだけ!!
コレは絶品でした!!
炙る事で、余計な脂が抜け、しめ鯖特有の酢の味が、炙る事で出る香ばしさに良く合い、魚とは思えない、新感覚の旨みが◎でした。
又、炙りしめ鯖、に興味を引かれるのが、複数の店舗で購入したしめ鯖を、炙って食べ比べた結果、すべて違った味になった事。
安いしめ鯖でも、炙るとメチャクチャ旨かったり、国産の高級しめさばでも、炙ると、酢と、香ばしさのバランスが悪く、全然ダメになってしまったり。
コレが私の探求心を刺激し、買っては炙り、また別の店で買っては、炙りの無限ループに(汗
安価なガスバーナーで少し炙るだけで、普段とはちょっと違った、味になったり、しめ鯖のような意外な発見も、皆さんも試してみてはいかがでしょう。