何度もまとまった雨が降ったにも関わらず、海の方は釣果が上向かず、シーバスも絶不調、気がつけば夏が終わっていた2023年8月のまとめ。
夏の定番チヌのトップゲームは、真夏の明るい時間に何度もルアーを追いかける姿が見れる面白い釣り。8月中旬以降は、まとまった雨も多く河川に大量のチヌが入ってきました。
前日に大量に雨が降り、濁りが入ってる状態で風も無く、11時に満潮になるベストな日を選んで地元河川に出撃。
トップチヌゲームは、ポッパー、ペンシルベイトを使うんですが、濁りのある日はザブラポッパーのスイカカラーの様な派手目のポッパーが効果的。
チヌは、潮位に応じて数が多い場所が変わるので、まずは魚の多い場所を探して、群れの溜まっている場所でできるだけ魚に気が付かれないようにルアーをキャストする。
警戒心が強いくせに、好奇心も旺盛なチヌは、できるだけ群れにこちらの存在を気付かせず、自然な形でルアーをキャストし、好奇心を刺激するようにアクションを入れるのが、魚を出す重要な要素になります。
濁りがある日は、チヌの警戒心が薄れますが、魚側からもルアーを見つけにくくなるので、まずは目視で魚を見つけ、魚から離れた所にキャストし、ギリギリルアーが魚から見えるか見えないかの距離(この辺は適当です)で大きな音を出す。
この音に反応して、魚がルアーの方向を見れば、この魚はルアーに反応する魚、大きな音で逃げる様なら、期待できない魚なので、できるだけ狙わない(嫌がる魚はルアーの音で逃げると、周りの魚も警戒して釣りにくくなります。)
魚がルアーの方向を向けば、小さい音を何度か出して魚を寄せる。この間ルアーを止めると、簡単に見切られてしまうので、僅かでのもルアーを動かし続け、好奇心が警戒心を上回る様にする。
小さい音の繰り返しで、魚がルアーの後ろに着き、水面まで魚が出てくるようになれば、最後の仕上げベイトが逃げるような早い音を数回繰り返し、食いつかせる。チヌがルアーにバイトすると1呼吸置いてからフッキングする。
この日は、サイトで3匹、見えない魚1匹と十分な釣果でした。
こちらも夏の定番、砂浜のキス釣り
餌釣りを滅多にやらないSINYATYOUKOU.COM管理人、キス釣りも以前やったのは、いつだったか、、、、
たまたま西の方に早朝出かける機会があったので、赤ゴカイを買って砂浜でキスのチョイ投げ。
予想はしていたが手前はフグが高活性、餌を放置すると餌どころか、針まで無くなって帰ってくる始末。
フルキャストして沖だけを攻めるとフグを交わして、どうにかキスを釣り上げた。
この後も、同じパターンで釣れるには釣れるけど、サイズは全てこんな感じ。
魚は持って帰って素揚げに、これが家族に評判が良く、子供には「ワカサギ美味しかったからまたお願いと、、、」
い、、、いやキスです。
夏の釣りでは、気温が高く、保冷剤とクーラーボックスだけでは、炎天下の車内ではすぐに冷気がなくなってしまい、魚の持ち帰りが難しくなります。また、6面真空クーラーボックスは高価で、手が出ないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな状況にピッタリなのが車載冷蔵庫です。車載冷蔵庫は、車のシガーソケットから電源を取ることができ、温度設定もマイナス22度まで可能です。
18Lサイズの車載冷蔵庫なら、アジやメバルなどの小魚を十分に保管できます。また、頑張れば60cm程度の魚までなら入ります。
実際に使ってみて気が付いたのは、持って帰った魚を冷蔵庫ごと家に持ち込み、コンセントから電源を取ると、調理するまで、家の冷蔵庫に入れなくても低温状態で、魚を保管できることです。突然魚を釣りすぎても、家の冷蔵庫を圧迫せず、魚を置いておけるのは便利です。
気になる冷却能力も十分で、温度設定をマイナスにすると、ボックス内に入れた水が凍ってしまう程良く冷えます。
そのため、凍っていない保冷剤を入れて走行中は冷やしながら釣りに行き、釣りをしている間は保冷剤で庫内の温度を保ち、帰る時は冷蔵庫を稼働させて、十分に魚を冷やしながら持ち帰るような使い方ができます。
高松でアジングが成立する時期は7月下旬からです。今年は、8月下旬から漁港内だけでなく、水深の浅い場所や河口付近でも、小さいものながら数が増えています。
このまま好調な状況が続けば、太刀魚と水温次第ですが、まとまった雨が降るたびにサイズアップし、10月下旬には20cm越えのサイズがかなりの数釣れるでしょう。
8月の高松アジ
サイズは、、、、10~12㎝
今シーズンは、定番のアジリンガーではなく、イッセイのスパテラ1.5インチを多用しています。理由は、価格高騰によるワームのランニングコストです。
アジリンガーは定価で1本40円、スパテラは39.28円と、なんと0.72円安いのです。耐久性も、T〇C〇TのUSBワームを少しだけ弱くした様な感覚のワーム素材で、スパテラの方が上です。水温が高く、フグによるダメージも考えられる8、9月は、このワームで乗り切れそうです。
これは釣りと呼ぶのだろうか???
スピアフィッシングは、魚の見つけ方、動体予測、獲物との距離感など、経験を積めば積むほど結果がついてくる釣り方です。自己管理ができてしっかり泳げる人にはお勧めですが、初めての人は絶対経験者に同行してもらってください。密漁と勘違いされたり、毒魚やクラゲといった危険な生物に接触する可能性も高く、なにも知らない状況で足の立たない海に入るのは正直自殺行為です。
さて、そんなスピアフィッシングで、今回は夏に美味しい「キジハタ」を狙ってきました。かつては幻の高級魚と呼ばれていましたが、ここ最近は放流も活発に行われているせいか、香川県でもキジハタの姿を見かける機会が増えています。
早速気になるポイントに入り、キジハタの良そうな岩場を目指すと、そこにはキジハタがひしめく姿が。釣りでは夜中のイメージが強い魚ですが、潜ってみると昼間でも活発にウロウロしています。
水深5m程度の海底で、岩の隙間に、大きく太ったキジハタを発見。頭部をロックオンし、一撃で仕留めました。
香川のキジハタは、岩の中で見つけると、逃げずにじっと観察するタイプの魚が多いようです。そのため、しっかりと狙いを付けて頭部に銛を打ち込むことができました。
打ち込んだ銛は、ちゃんと頭部に直撃し、お土産確保です。その後、割と大きなカサゴも獲ることができました。
釣りと違い、見える魚に手当たり次第銛を打ち込みまくれば数も取れてしまいますが、目的は海底と魚のイメージ把握でしたので、これで終了です。
夏場の釣りでも、さまざまな魚が釣れるようになりました。おかげで、退屈せずに過ごすことができた1か月でした。
さて、9月はいよいよアジ、シーバス、青物などの回遊魚が上向いてくる季節です。これまで少しずつ準備を進めてきましたが、9月はついに絶海の沖磯に立つ予定です。
これまで、沖磯釣りはしたことがありません。どんな魚が釣れるのか、どんな景色が見られるのか、今から楽しみです。