Takamatsu Multi Luare Fishing Blog

アジングの様なチニング

今年の夏、あるYoutube動画を見て気になって購入したワームがあった。

それがコレ

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ワームでは珍しい、チヌを専門ターゲットとした蟹を模した形状、1インチ、一口サイズ、臭い付き、正にチヌのために作られたワーム

 

そして、気になった動画がコレ

ジャッカルのソルトウォーターと言えば ナカジーこと「中島成典」氏。が紹介するチビチヌ蟹動画、動画内には、水中映像もあり、海底を動く様子は、カニそのもの

 

正直、これは釣れる!!

と思ったので、早速Amazonで注文。

 

そして、海での一投目、場所は、数年前からボトムチヌの実績が高い河口。
オーシャンルーラーのウィードレスシンカーにシングルフックを付けた、オリジナルジグヘッドに、ちびチヌ蟹を付けてぶん投げる!!

後は動画の様にボトムを取って、ゆっくり巻いてくるだけ。

「ぐへへ、これはラバージグより簡単に河川のチヌはイタダキだぜぇ」

などと思っていた私の下心は、一投目で粉々に打ち砕かれる

「お、オイ ちびチヌ蟹、、、
りょ、両腕は何処にいったんだ??」

なんと、上がってきたのは両腕をもがれ、だるまの様になった、ちびチヌ蟹だった!!

仕方ないので、ワームを交換し、再度投入!!しぃかぁぁし、、、またしても両腕の無いちびチヌ蟹がw

もう、お分かりでしょう、水温の高い河川は、腹をすかした小チヌ、河豚ウヨウヨ居る場所、ラバージグなら多少の攻撃は問題ないんですが、ワームはやられたい放題。

さらに、この「ちびチヌ蟹」のふわふわと動く爪は非常に柔らかい素材で、よく言えば、わずかな水の動きでも相手を誘う事ができるのですが、悪く言えば

非常に体の弱い子

だったのです(汗

さすがの私も3体の「ちびチヌ蟹」の両腕が機能しなくなったところで、バカらしくなり、このワームを封印したのでした。

ここまでが、8月の出来事

 

それから1ヶ月の月日が流れ、再度、このワームが活躍する時がやってくる。

 

9月も終わろうとしている、ある日、深夜釣行エージェントから連絡が入る。

「チヌが多くて海が青く見えない!チヌが七分にフグが三分だ!!」

(元ネタが分かる人はホントに凄い!!!)

 

どうやらボトムチヌが好調なようだ・・・

早速現場に行き、ラバージグのズル引きで釣りを始めると、確かにバイトが多い、大雨が降った後なので、河川に程よい濁りが入り、恐ろしい数のチヌが、幅の狭い河川に押し寄せたせいで、密度が高くなり、その結果、バイトが多くなっているようだ。

ただ、このラバージグの釣り、数年前にドップリはまり、当時やりすぎたせいで、すぐに飽きてしまい、せっかくの高活性&かなりの数のチヌ、何か他に釣れる手段が無いか模索を始める。

そこで脚光を浴びたのが、8月にズタズタにされた「ちびチヌ蟹」、水温がやや低くなった9月末&夜間と言う事から、フグの影響は比較的少ないだろうと思い再度このワームでチャレンジする事に。

ただ、以前のようにボトムをズル引きするのでは、ラインでフグを広範囲に誘っているのと同じなので、数が少なくても、おそらく同じ結果になるだろう。。。
特にフグは等速で移動する物を執拗に追いかけてくる性質がある。

 

する引きではだめだ。

そこで、思いついたのがズル引きではなく、ボトムをとった後何度か跳ね上げ、その後ボトムに放置、この間ラインを張り、バイトだけに集中し、バイトを感じると即合わせを入れる方法。

以前、ボトムアジングで良型をたたき出した技術の応用だ。

流れがあってもボトムで放置できるギリギリの重量を使いたいのでウェイトは2g
ジグヘッドは、尺ヘッドDタイプの2gを使用

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これに「ちびチヌ蟹」をまっすぐ刺し、フックの先端は完全にワームから出た状態にしておく。

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これをフルキャストし、ボトムに着いたことを確認すると、数回ジグヘッドを跳ね上げ、再度ボトムについた後、30秒ほど放置、バイトがないと数回巻上げ場所移動した後同じアクションの繰り返し。

バイトは、着低後の放置中にでる。ここはアジングの要領で、バイトがあると即合わせを入れる。チヌ等のタイ科の魚はルアーをツツく様にバイトしながら、追いかけるため、ルアーを持っていくまで合わせを入れないのが教科書に載っている方法のようだが、今回は間逆の考えで、ガンガン合わせていく。

もちろん、合わせが決まらない事もあるが、いい感じに決まるとロッドにアジとは違う重量が乗り、

やったった感が半端ない。

数が多いのか、多少バイトを逃してもガンガンあたってくるので、魚は次々と出る。
新しい遊び方を覚えてしまった。

 

最後に、この釣り方、まだまだ改善点があるようで、

1つ目は、釣れるサイズが落ちるということ

今回釣れたのは最大でも30cm前半まで、40cmを超える固体は出なかった、この河川大型がいない訳では無く、この日も、別の釣り方では40cm台が出ている。これは、放置してほとんど動かない餌を大型が好まない事、ワームサイズが小さ過ぎる事があるのだと考える。

もう1つは、腕は弱いという事

これは、ワームの素材の問題なのかも知れないが、放置中に腕を失う事が数回あった。
場所と時間を選ぶことで、今回は多少回避できたが、腕に直接行かれると、一撃で腕が無くなるのは、なかなかキツイ、又このワーム腕がなくなると極端にバイトが落ちる。腕の在る、無しはとても重要なようだ。

ジャッカルさん

「ちびチヌ蟹」サイズを1.5インチ又は2インチににアップさせ、腕は、素材は変えずに、どうせなら前後対象形状にして、4本腕にしてみてはどうか?これなら4本もがれるまでは何とか使えると思う。

 

ボトムチヌまだまだ、発展しそうで、今後が楽しみです。


今回のタックル
ロッド:ERADICATOR Mebaru Custom
EMS-762ULT-TKR
リール:2500LT
ライン:PE0.4号


 

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