前回はざっとポイントの紹介をしたチヌトップゲーム
さて、今回はいよいよ、チヌを釣り上げます。
一般的にチヌは警戒心が強い魚と言われています。
視覚に関して言うと、視力は0.1程度、視界はウサギ並みに広く、真後ろ以外は見えているそうです。
壁際にいるチヌが人間が近づくと猛ダッシュで逃げるのを何度も見た事があります。これは、視覚に変化を感じている為だと思います。
警戒心の強いチヌですが、群れに向かってキャストする場合にも、注意する事があります。
これをやってしまうと着水音だけで群れが一気に散ってしまい、その群れのチヌはより警戒心が高まり、トップに出にくくなります。
群れが近くに居なくても着水後、5秒程待ってからアクションを入れ、巻き始めるぐらい気を遣う方が良いと思います。
これは、水深が浅く且つ、クリアウォータ時のサイトフィッシングに言える事ですが、魚にラインもしくは、ラインが水面をたたく波がしっかり見えてます。
なので、魚にラインより先にルアーが見える角度にキャストし、ルアーを先に見せる事で、この釣りで良く経験する「チヌ用のルアーを引いてきてる筈なのに、魚は逃げてばっかし」現象を防ぐことができます。
っといっても、どうやってそんな事やるんだ?と思われる方も多いと思います、少しコツを紹介すると
まずチヌの向きを把握する事、河口のチヌは、川からの流れに向かって頭を向けています。と、いう事は川側を向いているチヌに対してルアーが先に見えるようにすればいいんです。
狙う魚を探しましょう、ねらい目は、複数の群れの場合、群れの先頭の魚、単発の魚の場合、できるだけ同じ位置を動き回っている魚が、ルアーに反応しやすいです。
魚の向き、狙う魚が決まると次に重要なのが立ち位置、狙う魚に対して自分の立ち位置から、やや下流で、魚の正面にルアーが通過する位置に立ち位置を決めます。
やや下流でと言う表現ですが、ここが現場で微調が必要な部分で、河川からの流れの強さによってラインが押される速さが変わってしまうので、目標とする魚の前をラインより先にルアーが通過できる立ち位置を少しずつ変えて見つけていく作業が必要になるんです。
チヌは「追尾型」の捕食活動を行う魚です。
トップで魚にアプローチする場合、ルアーが一定距離まで近づくと、チヌは接近する何かの存在に気が付き、いったん自分がいた場所を離れた後に、ルアーの後ろについて、それが何か確かめようとします。そのタイミングでエサである、または自分の居場所を奪おうとしている攻撃者であると判断した場合、追尾フラグが立ち、ルアーを追いかけます。
ここまでくると、チヌを見つけて、捕食スイッチを入れるまでは成功と言えるでしょう。
ここで大事な事は、ルアーである事を見切られない為に、追いかけてきても、これまでの誘いを辞めず、アクションを続ける事です。
それでもバイトまで行かず、もう手元までルアーが来てしまいそう、でも魚は追って来てる場合は、そのままアクションを付けながら、左右方向に歩いてやるのも効果的です。
又、中途半端に追いかけてきて、途中で魚が居なくなるような事が続くようなら、2,3回水面で魚が逃げるようなアクションを入れて1秒ステイを入れ「食え!!」っと祈りましょう(汗
水面でルアーに食いつけばこっちのもの!!
いえいえ、まだこれからです。
チヌのバイトはルアーに食いついても
って事が良くあるんです、バイトが出た!即合わせ!←これNGです。
ルアーを咥えているだけの場合、ラインスラッグが引かれる間に口から離れてすっぽ抜けます
タイミングで言うと、バイトがでてルアーが水中に沈んだ後、素早くラインスラッグを回収し、ラインに魚の重みが伝わった時点で大きく合わせを入れフッキングさせ、もう一度ロッドをあおってしっかり針に掛ける、ここまでやるとよほどでないとバレません。
フッキングが決まれば、ドラグを使いながら寄せていきましょう、障害物がない限り、ちゃんとやり取りすれば、バらす事は無いはずです。
ラストの取り込みは必ずタモを使いましょう、間違えても口に指を突っ込んでハンドランディングなんて考えちゃいけません。チヌの顎は貝殻を余裕で砕く力を持っています。指なんか入れるとケガの元です。
以上、4回に渡りチヌのトップゲームを紹介しました、これから暑くなるシーズンチヌ(黒鯛)より黒くならない程度に、今年も楽しんでみようかと思います。