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【高知遠征】真夏の高知ロックショア遠征!前編Part2-自作リグでアカハタの金脈を掘り当てた日

Sinya Tyoukou.com
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【高知遠征】真夏の高知ロックショア遠征!前編Part2-自作リグでアカハタの金脈を掘り当てた日
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今年もやってきました、夏の足摺ロックショア遠征!

例年とは違う複雑な黒潮の流れが、豊穣の海・高知にどんな変化をもたらしているのか。期待と興奮を胸に、足摺で2泊、宿毛で2泊、合計4日間の釣行に挑みました。

午前の青物祭りから、午後の根魚調査へ

遠征初日。開始早々にカツオのナブラに遭遇し、立て続けにカンパチも顔を見せてくれるという幸先の良いスタート!午前中だけで狙いの青物はしっかりキャッチできたので、午後からは調査を兼ねて根魚狙いにシフトすることにしました。

ここ数年、ショアジギングで通い詰めているポイントですが、意外にも根魚を狙うのは今回が初めて。以前、沖で遊漁船が良型のアカハタを釣り上げていたのを目撃しており、「きっとこのショアからも釣れるはずだ」と、初のチャレンジに胸を躍らせます。

即興リグ『プルラバ』誕生!

このポイントの特徴は、足元から一気に深くなる地形と、川のように速い潮の流れ。普段、香川のフィールドで使っている10g程度のシンカーでは、底を取るどころかどこまでも流されてしまいます。

そこで閃いたのが、ショアレッド(ショアラバ)で使っている40gの鉛玉。 これにオフセットフックを装着し、アピール力抜群のワーム、マグバイト社の「プルグラブ」を取り付けた即興リグを考案。

自称**『プルラバ』**の完成です(笑)

これなら急流の中でもしっかりとボトムを攻められるはず。リフト&フォールさせれば、プルグラブの巨大なテールと独特のニンニク臭が、近くにいる魚をイチコロにする…はず!

問題はボトムの状態で、サンゴ礁だらけなら根掛かりが連発して釣りになりません。幸い、いつもショアジギングをしている場所の右側はワンド状になっており、海底は適度にゴツゴツしてはいるものの、リグが引っかかるほどの荒根ではなさそう。「これなら何かしら釣れてくれるだろう」と、期待を込めてキャストを開始しました。

高知のポテンシャル炸裂!まずはオオモンハタがお出迎え

キャスト後、40gのシンカーは狙い通りしっかりとボトムを捉えてくれます。リフト&フォールの時間も十分に確保でき、流れの中でも快適に操作できました。

そんなことを繰り返していると、沖のボトム付近で根魚特有の**「ゴゴッ!」という明確なバイト!上がってきたのは、美しい斑点が特徴のオオモンハタ**でした。

さすがハタの王国、高知。キジハタがメインの香川と違い、真昼間でもこうして遊んでくれる魚がいるのは本当に嬉しい限りです。

この一匹で「このポイントにハタ系がいる」という確信を得ました。あとは本命のアカハタを探すだけです!

ついに発見!アカハタのゴールデンゾーン

オオモンハタがヒットしたのは沖のボトムでしたが、その後は手前のブレイクでもバイトが出始めました。効率を考え、近距離戦に絞ってプルラバをキャストしていくと…ついに金脈を掘り当てました!

ショアジギングでも潮がよく効いていた、右から左へ流れる本流。その本流から少しヨレる筋にラインが入った瞬間、ひときわ強いアタリが!上がってきたのは、待ちに待った本命のアカハタです!

どうやらこのラインがアカハタのゴールデンゾーンだったようで、そこへキャストするたびに小型ながらアカハタが連発!気づけば、魚を活かしておいたタイドプールが真っ赤な魚で埋め尽くされ、まるで金魚鉢のような状態になっていました。

大物キターッ!…その正体は?

アカハタの数釣りを十分に堪能し、「そろそろサイズアップしたいな」と欲が出始めます。 ゴールデンゾーンを一旦お休みさせ、再び沖のディープエリアに狙いを絞ってボトムを丹念に叩いていると…

「ゴンッ!!」

これまでとは明らかに違う、ロッドをひったくる重いアタリ! 「キターーーッ!これはアカハタなら40cmアップ、もしかしたらクエかも…!」

一気に高まる緊張感。慎重に、しかし大胆に根から引き剥がそうとファイトしますが、どうも様子がおかしい。重いことは重いのですが、根に突っ込もうとする必死さがないのです。

「なんだ…?」と首を傾げながら上げてくると、水面に姿を現したのは…立派なイシガキフグ

「クエかも」なんて期待した自分を、思わず自分でツッコミたくなるような、楽しいオチがついた一日となりました(笑)


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