釣りの後に食べたい食事、それはまさに「ツリメシ」。今回は、高松市の人気釣りスポット、うみまち商店街のラーメン店「浜堂(はまんど)」を紹介します。
高松市内、サンポートや高松漁港に近く、土日祝日は朝6時から営業している、週末アングラーにはありがたいラーメン店です。早朝、高松市内で青物を狙ったり、夜通しでメバルを狙ったりした後に食べる温かいラーメンは絶品です。
浜堂と言えば、元祖讃岐ラーメンと呼ばれる、いりこ出汁のスープ。そう、イリコと言えば香川県民のDNAに刻まれている、うどんスープのベースとなる出汁。店内にはイリコの聖地、伊吹島産のイリコの箱が燦然と輝いていて、これだけでワクワク感が高まります。
このお店のラーメンはシンプルに3種類。その中でも特におすすめなのが、店名を冠した「はまんど」です。スープが良く絡む平打ち麺に、イリコベースの出汁、そして天かすのように浮かぶのは背脂。
朝から背脂ラーメン?いいえ、ここの背脂は全くくどくなく、イリコ出汁を際立たせる不思議な背脂なのです。イリコと背脂が作り出す何とも言えない中毒性のある味は、何度も食べたくなります。
ラーメンに乗るトッピングは煮卵、刻みネギ、チャーシュー、メンマとスタンダードな組み合わせですが、それぞれが主張することなく、それでいて高いレベルでラーメンの味を底上げしているのが凄いところです。
麺を食べた後のスープには白飯を入れて
さて、ラーメンを食べ終わった後のお楽しみと言えば、白飯を注文して、残ったスープに入れた出汁かけご飯です。ラーメンを食べている間は、テーブルに置いてある胡椒や一味を使わず、ラーメンそのものの味を体感し、その後は一味を入れて少し刺激的な味を、最後に胡椒を加え風味の変化を楽しむ。こうすると1食で3通りの味が楽しめてしまいます。
早朝から営業している「浜堂」は、釣り人の強い味方。伊リコの旨味が凝縮されたスープは、釣りの疲れを癒し、心も体も満たしてくれます。高松で釣りを楽しんだ後は、ぜひ「浜堂」に立ち寄って、至福の一杯を味わってみてください。