例年とは全く異なる釣果となった2025年3月の高松の海。コノシロが異常発生しヒラメは姿を消し、初めてのボートメバルに苦戦しながらも、ビッグベイトでまさかのシーバス連発!波乱万丈だった3月の釣りを振り返ります。
週末のたびにヒラメを求めて高松の海に通いましたが、今年の3月は信じられないほどの不調に見舞われました。原因は、まさかのコノシロ大発生!
一体どうしたことでしょう?海はコノシロで埋め尽くされ、何を投げてもコノシロばかりが釣れる始末。ついにヒラメ狙いは諦めざるを得ませんでした……。
まるで交通事故のように(笑)次々と上がってくるコノシロの中には、なんと30cmを超える良型も!魚影はとにかく濃く、ルアーが着底する前に何度もアタリがあるほどでした(汗)。
もはや意図せず釣れてしまうコノシロを数匹持ち帰り、塩焼きにしてみました。小骨が多いことで知られるコノシロですが、丁寧に骨切りをすれば、骨を気にせず美味しくいただけます。意外な発見でした!
かねてから挑戦してみたかったベイトフィネスタックルでのメバル釣り。ついに中華製のベイトフィネスリール「Histar Giu Dragon」を購入してみました。
詳細なレビューは別の記事で改めてご紹介しますが、ここ数年の中華製リールの進化には本当に驚かされます。この勢いが続けば、国産タックルの脅威となる日も近いかもしれません。
今回手に入れた「Histar Giu Dragon」は、1万円以下という価格帯ながら、自重110gの軽さ、シマノのFTBのようなマグネットブレーキ、超軽量スプール、さらにはドラグ音まで搭載。ベイトフィネスリールに求められる基本性能は十分に満たしています。
さらに驚いたのは、このリールにPEラインではなく、TICTのエステルラインを50mほど巻いたところ、なんと1gのジグヘッドをバックラッシュをほとんど気にすることなくキャストできるようになったことです。
実は、最初にPEラインを試しましたが、どうも使い勝手がイマイチ。次にフロロカーボンの4LBラインも試しましたが、キャスト時の伸びが気になり、飛距離も伸び悩みました。
最終的にエステルラインを試したところ、これが一番飛距離が出ました。また、このリール特有のトラブルを避けるため、あえて糸巻き量を50mに抑えることで、よりトラブルレスなセッティングを見つけることができました。
日中のテストを経て、ようやく実釣で使えるセッティングが完成。手持ちのベイトフィネスロッド、クロスフィールドBFにつけていざ釣行へ!
Rod:ROSSFIELD(クロスフィールド) XRFC-662ML-BF
ReeL:Histar Giu Dragon
ベイトリールの手返しの良さを活かし、広い波止を少しずつ移動しながら探っていくと、ポツポツとメバルが顔を出してくれました。最大サイズは20cmほど。
リール自体は1gのジグヘッドも問題なくキャストでき、飛距離もスピニングリールを上回るほどでしたが、この日の問題はロッドの方でした。ベイトフィネスロッドと銘打っているものの、フィネスラインから伝わる繊細な感度を全く伝えてくれないのです(どうやらバス寄りのフィネスを想定しているようで、せいぜい2gあたりからが適応範囲?)。
まるで目隠しでメバルを釣っているような感覚で、潮の流れの変化などが全く分かりません。魚が釣れても、「釣った」というより「釣れた」という感覚になってしまい、釣りの面白さが半減してしまいました。
近いうちに、ちゃんと使える中華べイトフィネスロッドを探す必要がありそうです。
先日、釣り友がシーバス釣りイベントで見事、徳島ボートシーバス無料券をゲット!なんと、私もお誘いいただき、夢のような徳島ボートシーバス&メバル釣行が実現しました。
遊漁船での釣りは、鯛ラバとジギング経験はあるものの、シーバスは今回が初挑戦。ドキドキしながら当日を迎えました。
今回お世話になったのは、徳島の遊漁船「GLITTER(グリッター)」さん。当日は、これ以上ないほどの晴天ベタ凪という絶好の釣り日和!
明るいうちは、吉野川にかかる橋の橋脚を狙うシーバスゲームからスタート。船長によると、橋脚からわずか30cmの距離をルアーで正確にトレースできるかが重要とのこと。数投したらすぐに次の橋脚へ移動を繰り返す、というピン撃ちスタイルです。
まさか、海でこんなにピンポイントを狙う釣り方をするとは想像もしていなかったので、なかなか良いコースを通すことができず大苦戦…。
Rod:Scorpion 1652-R5
Reel:24 スコーピオン MD 200XG
そんな中、頼みの綱であるド定番ルアー「VJ16」でなんとかシーバスをキャッチ!しかし、普段見慣れているシーバスとは少し体型が違うような…?
日が沈むと、今度は岸からはアクセスできない沖堤へと移動し、メバルゲームがスタート。船長の話では、人のプレッシャーが少ないためか、メバルのサイズも大きく、尺(30cm)超えも十分に狙えるとのこと!
ここで、よからぬ考えが頭をよぎる。「もしここで尺メバルを釣ってしまったら、俺のライトルアー人生、終わってしまうんじゃないか…(汗)」
なんとしても尺以外の最大サイズを狙わねば!と意気込むも、慣れないボートメバルに早くも打ちのめされることに。
陸っぱりとは違い、船は常に潮の流れで移動するため、得意のドリフト釣法や変化点狙いが全く通用しないのです。
普段とは真逆で、着水点が防波堤ギリギリになるため、気を使いすぎるとリグが防波堤に突き刺さり、あっという間にロストを連発…(泣)。
最初の30分なんて、もはや完全な素人同然の釣りでした。
何度かロストを繰り返し、普段と違う釣りに慣れてきたことろで、狙い通り尺を釣らずに最大サイズの27cm。低水温にもかかわらず、しっかりした魚体の元気なメバルでした。
最終的に参加者全員、しっかりメバルが釣れ、とても良い経験が出来た、ボートフィッシングでした。
最近の地元釣り場は、コノシロがこれでもかとばかりに大発生!少し前までは青物も顔を見せてくれていたんですが、水温が10℃を下回るにつれて、すっかり姿を消してしまいました。
しかし!青物と入れ替わるように釣れ始めたのが、腹パンの極太シーバスなんです!
ただね、これがまた一筋縄ではいかない相手でして…。ベイトがなんと20cmオーバーのコノシロ!普段使いの小さなミノーなんて全く相手にされません。
実は、今月初めは周りのアングラーがビッグベイトで次々とシーバスを仕留めているのを横目に、悔し涙を流す日々を送っていました…(泣)。
「このままじゃ終われない!」
意を決して、ついに購入しましたよ、デカイルアーを!
その名も…
「メガバス コノシラスシャッド」
そう、まさにコノシロパターンに特化したスペシャルルアーです!!
定価3,200円という痛い出費でしたが、これでシーバスに相手にされなかったら、マジで立ち直れません…。
ここ数回、魚の回遊時間を徹底的にリサーチ済み。あとは釣るだけ!
72gという巨漢ボディは、愛用ロッド「オーバゼアAIR」にはかなりのオーバーウェイト。それでも、キャスト時にルアーの重さをロッドに乗せないように、なんとかヨッコラショと投げます(横から見ると、ちょっと怪しいキャストフォームですけど、今回は魚を釣るのが最優先!)。
コノシラスシャッドは、水面直下から最大深度1.6mまでをカバーできる優れもの。基本はただ巻き。魚が回る時間は限られているので、ひたすら無心でキャスト&リトリーブを繰り返していると…
ゴンッ!!
ひったくるような強烈なバイト!上がってきたのは、案の定コノシロをたらふく食べたコンディション抜群のシーバスでした!
いやー、マジで釣れてよかった…(安堵)。
これで完全にビッグベイトで魚が食ってくることが分かりました!
あとは量産体制に入るのみ!結局、今月末までに大小合わせて10匹
ほどのシーバスをゲットすることができました!
コノシロパターン、侮れませんね!皆さんもぜひビッグベイトを試してみてください!
2025年3月の高松の海は、例年とは全く異なる状況となりました。
3月は、予想外の魚種交代劇や新たな釣法への挑戦など、変化に富んだ一ヶ月となりました。この経験を活かし、4月以降の釣りも楽しんでいきたいと思います!