Takamatsu Multi Luare Fishing Blog

高松メバル・ライトルアー完全攻略。ポイント・タックル・季節のパターンを徹底解説

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「うどんの街・高松が眠りにつく頃、瀬戸内海は本当の主役が動き出す時間。鏡のような海面に、街灯の光がスッと伸びる『メバル凪』の夜。そんな夜に、わずか1gのジグヘッドに伝わる『コンッ!』というあの衝撃を味わいたくないですか?今回は、高松アングラーの特権、ライトゲームの王道メバリングを徹底解説します。

高松メバルのシーズナブルパターン


高松エリアでメバルが狙えるのは、例年11月から翌年6月頃まで。 メバルは高水温を嫌う魚です。水温が20℃を超える5月頃から、徐々に沖の深場へと移動する個体が増え、梅雨明けには岸辺から姿を消します。

その後のシーズンサイクルは以下の通りです。

  • 11月頃: 産卵のために接岸。シーズン開幕!
  • 1月〜2月: 稚魚を放出。
  • 〜3月頃: 産卵後の体力低下により、一時的に食い渋る時期。
  • 4月〜5月: 体力が回復し、荒食いが始まる年間最大のハイシーズン!

しかし、近年はこのサイクルに変化が起きています。水温上昇の影響で全体的に時期が後ろ倒しになっており、以前は11月に釣れ始めていたのが、今年はなんと1月になってから。

接岸が遅れる一方で、春の水温上昇は早まっているため、年々メバルを楽しめるシーズンが短くなっているように感じています。

多彩なベイトに合わせたタックル選択


高松のメバリングは、季節によってベイト(餌)が激しく入れ替わります。「今、メバルが何を偏食しているか」を見極め、タックルを最適化することが釣果アップの絶対条件です。

1. 【11月〜2月】アミパターン:静の釣りと繊細なタックル

この時期の主食は、水面を漂う極小の「アミ」。攻略の鍵は、とにかく動かさないことです。

  • 攻略法: 1g以下のジグ単やプラグを使い、流れに漂わせるイメージで。ラインスラッグ(糸フケ)を回収する程度の超デッドスローが鉄則です。
  • ロッド: 流れの変化を感じ取り、小さなアタリを絡めとれるソリッドティップがベスト。
  • ライン: 冬の強風下でも糸がふけにくいエステルフロロが有利です。PEよりもライントラブルを抑え、釣行時間を稼げます。

2. 【3月】ベイトの多様化:攻めのメバリングへ

春の気配と共に、小魚を追う大型個体が動き出します。

  • 攻略法: ミノーやメタルジグで広範囲をテンポよく探る、アグレッシブな釣りにシフト。
  • ベイトの観察: バチ(ゴカイ)、シャコ、ハク(ボラ稚魚)など、ポイントにより様々です。釣った魚の口元や胃袋を確認することが、自分だけの「爆釣パターン」を見つける近道になります。

3. 【4月〜5月】ハイシーズン:大型を仕留める「賢い」戦略

数・型ともに狙える最高潮の時期。ここで差が出るのは「狙う個体の選別」です。

―― 常夜灯下のボイルに騙されるな

表層でパチャパチャとボイルする音に惑わされてはいけません。特に常夜灯下のボイルは小型が多く、本気でサイズを狙うなら無視する勇気も必要です。

―― 大型メバルの「居場所」を叩く

5年以上生き抜いた大型メバルは、楽をして餌を獲る方法を知っています。「流れが当たる波止の先端」など、待っていれば餌が運ばれてくる一等地に陣取っています。

ハイシーズンのタックル: この時期、海底ではワカメが急成長します。引きの強い大型をワカメに潜り込ませず一気に引き剥がすため、強めのロッドPEラインの組み合わせが一択となります。

攻略のポイント: 激流そのものではなく、流れの中に生じる「変化点(ヨレ)」を探します。魚を釣ろうとするのではなく、その変化点にルアーをできるだけ長く留めることを意識してください。

4. 【6月】梅雨メバル:大型をピンスポットで射抜く「知略」の時期

「梅雨メバル」という言葉を聞いたことはありますか? 梅雨の長雨で一時的に水温が下がると、一度は深場へ落ちかけた個体が、再びライトルアーの射程圏内へと戻ってくることがあります。この時期は天候や潮位で魚が大きく移動しますが、一度パターンを掴めば大型の連発も狙える、非常にエキサイティングなシーズンです。

高松エリアで梅雨メバルを攻略するための2つの絶対条件を解説します。

条件①:深場(ディープエリア)が隣接していること

高松はシャロー(浅場)が多いエリアですが、市内中心部や東部には、急激に水深が落ち込むポイントが点在します。深場が近くにあることで、メバルは水温変化に合わせて素早く移動できるため、この時期の格好のポイントとなります。

条件②:一級の「ストラクチャー」を見極める

この時期、狙うべきストラクチャーは大きく分けて2つです。

「足元」という名の盲点 意外と見落とされているのが、岸壁の足元です。夜の暗がりにできる岸壁の影は、ガラモと同様にメバルの絶好の潜み場になります。 ※注意点: 足元狙いは非常に繊細です。ポイントに近づく際に自分の影を水面に落としたり、ライトをチラつかせたりすると一瞬で警戒されます。「ポイントに入ったら、まずは灯りを消して足元から探る」のが、熟練者がこっそり実践している裏技です。

水面まで伸びる「ガラモ」 ワカメが枯れる5月頃から成長し、6月には水面まで達します。特に「流れのヨレ」に生えているガラモは、大型メバルにとって最高の隠れ家。日中にガラモの位置を把握しておき、夜間にそのキワをデッドスローで通すと、モンスター級に出会える確率が飛躍的に上がります。

変化の激しい高松メバルに対応する「3本の矛」

高松のメバリングは、0.6gのジグ単から15gのフロートリグまで、状況に合わせて極端な攻め分けが求められます。しかし、繊細なジグ単ロッドで重いフロートは投げられず、逆にパワーロッドでは1g以下の操作感は失われてしまいます。

私がこの激しい変化に対応するために使い分けている、信頼の3タックルを紹介します。

1. 【先発・万能】状況を探るためのメインウェポン

  • ロッド:アブガルシア / ERD REALFINESSE ERFS-76LT-TZ -Verdict Man Ⅱ-
  • リール:ダイワ / 月下美人LT2000S

私の釣行で最も出番が多い「右腕」です。驚くべきは0.5g〜12gという異常なまでの適応ウェイト。1g以下のジグ単からプラグ、メタルジグ、フロートまで、これ一本で高次元にこなせます。 万能竿にありがちな「だるさ」もなく、感度も良好。その日の状況を把握し、価値ある最初の1匹をひきずり出すための、なくてはならないタックルです。

2. 【究極の食わせ】渋い状況を打破する「根こそぎ」仕様

  • ロッド:アブガルシア / ERD REALFINESSE ERFS-79ULS-EXF-TZ -Super Keen Sensor-
  • リール:ダイワ / バリスティック LT2000SS-P

「どうしても極小バイトが取れない」「隣では釣れているのに自分だけ当たらない……」そんな悶絶する状況で投入するのがこの一本。 名前の通り、その場にいるメバルをエラディケート(根絶)してしまうほどの「絡めとり性能」を誇ります。ティップが柔軟に入り、飛距離も出る。正直、魚が勝手に掛かるので「釣った感」は薄いのですが、ボウズを回避し、意地でも魚を出したい時の最終兵器です。

3. 【大型・遠征】主導権を渡さないパワーゲーム

  • ロッド:フィンチ / AZORES(アゾレス)77
  • リール:ダイワ / 22EXIST LT2500S

尺クラスの気配がある時や、キビナゴパターンの大型狙いで投入する最強タックル。 感度に優れているのはもちろん、特筆すべきはそのバットパワー。一度掛けたら絶対に主導権を与えず、抜き上げまで安心して持ち込めます。過去、このパワーに何度救われたかわかりません。デカメバルを獲るための、私の「守護神」的な存在です。

最後に

いかがでしたでしょうか。 高松のメバリングは、季節や潮、そしてベイトに合わせて自分自身をアップデートさせていく、最高に奥が深いゲームです。

繊細なアミパターンで悶絶するのも、ハイシーズンの激流の中で大型を仕留めるのも、すべてはこの豊かな瀬戸内海があるからこそ。今回ご紹介した攻略法やタックルが、皆さんの「記憶に残る一匹」に繋がればこれほど嬉しいことはありません。

今夜も高松のどこかの海辺で、皆さんと良い釣りができることを楽しみにしています。

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