X(旧Twitter)でも度々、通勤途中に撮影した木材団地周辺の写真をアップしていますが、私はここの不思議な景色に魅了されています。
水面からいくつもそびえ立つ謎のコンクリート支柱、波止場に佇む他では見かけない円柱状の構造物、そしてなぜか防波堤の上に置かれた四角いコンクリートブロック。これらの奇妙な光景は、他の港ではあまり目にすることがなく、一体何なのかと興味をそそられる方も多いのではないでしょうか。
さらにディープな話をすると、記事のタイトル画像にもなっている部分に注目してください。そこだけ後から壁を埋めたような、なんとも不思議な痕跡があるんです。まるで何かを隠すように補修されたかのようなこの構造、想像力をかき立てられますよね。
今回は、そんな高松市木材団地の謎を解説したいと思います。
そもそも、なぜこの場所が「木材団地」と呼ばれるのか、気になりませんか?Googleマップを見てみると、木材の卸売を行う「株式会社マルトク」や、西村ジョイの木材倉庫、木材カット専門の「ハイテク匠」など、木材に関連する企業が集まっているのがわかります。このエリアは、かつて木材産業が盛んだった名残から、そう呼ばれるようになったようです。港に近い立地を生かし、木材の運搬や加工が行われていたのでしょう。
では、あの不思議な支柱は一体何に使われていたのでしょう?
その答えは、30年以上前の航空写真を見れば分かります。
どうでしょう?
今では支柱だけが残り、何もない場所に、大量の木材が浮かんでいます。
この場所は、木材加工会社で扱う原木を、海上に浮かべて保存しておく、いわゆる貯木場の跡だったんです。
海上から出ていた支柱は、木材を固定しておくためのものだったんですね。
私が小学生くらいの頃までは、木材が浮かんでおり、浮かんでいる木材に飛び移ろうとして、落水したことがありました。内側にルアーをキャストして、どうしても外れない根がかりが発生するのは、当時の木材の一部が海底に沈んでいるためかもしれません。
さて、話を戻して、タイトルにもなっている木材団地東側、食肉処理場の裏手にあるコンクリートの色が変わっている部分。注意してみないと気づかない人も多いかもしれませんが、そこだけ後から壁を埋めたのか、他の部分と若干色が異なり、継ぎ目が見えます。
この部分の、30年前の航空写真を拡大して見ると。
なにやら、見たことのない突起物が。
ここ、今は撤去されて何も残っていませんが、小さな船着き場があったんです。
うろ覚えですが、こんな形状で手前は車数台が止められる広さ(ちょうどこの部分が、コンクリートの色が変わっている場所になります。)その先に、なぜか穴があいていて、外枠は何とか歩けるくらいの幅で、所々波に浸食されて崩れていました。
船着き場なので、柵は無く、釣り竿を出しやすかったため、岸本釣具店や、川東釣具店(郷東町のマルナカの近くにあった)やらレジャックス(現在のチョコザップ鬼無店)で餌を買って頻繁に通っていました。魚影も濃く、今では珍しくなった大型のアイナメが出ていたのを覚えています。
当時私が覚えている時でも、相当ボロボロになっていたので、その後安全性を考慮して、撤去され、入り口部分が後から埋められたため、今の写真のように一部色が分かれたようになっているんです。
今回の記事で、高松木材団地の謎について少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。ぜひ実際に足を運んで、ご自身の目で不思議な光景を確かめてみてください。新たな発見があるかもしれませんよ!感想や写真などをSNSでシェアしていただけると、とても励みになります。」以上、高松木材団地の不思議な構造物の解説でした。
ブログ主さんは私と同年代くらいとお見受けします。
港内に木材が大量に浮いていたことや、崩れかけた船着場(らしき構造物)の事 覚えています。
浮かんだ木材の下にシーバスがいるのが見えたりしたのですが一度も釣り上げることができませんでした。
15年程前の台風で損壊するまで、港内に2本金属製の巨大な艀のようなものが係留されていたと記憶しています。魚が着くのでマズメ時に何度もいい思いをさせてもらったのはいい思い出です。
ブログ 毎回大変楽しみにして読ませていただいてます。
参考になる情報も多く、釣りに対するモチベーションを上げてくれるのもありがたいです。
今後もながく続けていただけたら嬉しいです。
Tommyさん、コメントありがとうございます!
ブログをご覧いただき、大変嬉しく思います。また、いつも楽しみにしていただいているとのこと、
本当に励みになります。
巨大な艀が係留されていたという話、実は私も知っていたので、驚きました。
あの場所には、私たちの世代ならではの思い出が詰まっているのかもしれませんね。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!